読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

くるくる!クルマ業界裏話

クルマに関する裏話をコソーリ教えるブログです

スポンサーリンク

 

ワックスやコーティングはそもそも必要?塗装の歴史から考えてみよう

くるまるです。

みなさん、ふと考えたことがあるのではないでしょうか?

 

「車って、ワックスとかコーティングとかしなかったらどうなるんだろう?」

 

洗車をし終わって、車を拭き上げ、

疲れ切った体にムチ打ってワックス or コーティング

夏場の炎天下なんてヘトヘトになってしまいます。

正直、私もやりたくないです。

 

でも、コーティングやワックスはやっておいた方が良いです。

 

放っておくと、こんな風に

塗装がはがれますw

 

f:id:kinda_ou:20170331203449j:plain

 

正確に言うと、コーティングを何しないと塗装の劣化が早く、

塗装がはがれてしまうと取り返しがつきません。

 

 

【目次】

 

 

ワックスとコーティングどっちがいいの?

コーティングが良いか?

ワックスが良いか?

で言うと、

よっぽど古い車でなければ

 

コーティングの方が良いです

 

コーティングの中でも、あなたが一般的な庶民だという自覚があるのなら、

 

ポリマーコートをおススメします

 

ワックスと、コーティングの大きな違いは、

自動車の塗装表面と化学結合しているかどうかです。

 

詳しくは以前の記事をご覧ください▼

みんな勘違い!?ガラスコーティングの裏話 - くるくる!クルマ業界裏話

 

f:id:kinda_ou:20161013204333j:plain

 

それではなぜ古い車ならワックスが良いのでしょうか?

それは車自体の古さというよりも、

 

塗装技術の進歩との関係があります。

 

 

車の塗装とお手入れの歴史

通常車に使われる塗装というのは、

色を発色させるための顔料と

粘着性のある液状の物質、樹脂で構成されています。

 

樹脂は乾燥して硬い膜を形成します。

塗料は樹脂の種類によって

エナメル・ラッカー・ウレタン等の種類に分類されています。

 

車といえば黒色だった 

馬車や自動車が造りはじめられたころの塗装は

アマニ油と松ヤニを混ぜた、いわゆるワニス(ニス)です。

そこへ顔料を加えた色付きワニス。

つまり、

エナメル塗料でした。

 

当時のエナメル塗料は乾燥させるのに非常に時間がかかり、

乾燥させるにに3ヶ月もかかったと言われています。

 

但し、黒色だけは樹脂の成分と顔料に使われる炭の相性がよかった様で

黒色だけは乾燥が早くわずか3日で仕上がったそうです。

 

なので、大衆向け量産車の祖

T型フォード(Ford Model T) は

ほとんどが黒色に塗装されていたそうです。

 

Ford Model T (6265573040)

▲エナメル塗装だったT型フォード

出典:Wikipedia

 

しかし、その塗装品質を保てるのはたった3年と短いものでした。

 

その後、レジン塗料と言われる合成樹脂成分を使った塗料が開発されました。

レジン塗料は約1時間で乾燥しましたが高温で焼く必要がありました。

その為、技術的には高度な技能、焼き付けの設備が必要で、

あまり普及しなかったようです。

 

黒以外の色が自由に使えるようになったラッカー塗料

あなたは デュポン(Du Pont)という会社名をどこかで聞いたことはありませんか?

アメリカの化学薬品会社で

有名なのはフライパンなどに使われている

『テフロン』

あれはデュポン社の商標です。

デュポン社の歴史は火薬工場からはじまり、

爆弾のメーカーとしても有名です。

 

f:id:kinda_ou:20170401122429j:plain

 

様々な化学薬品を作っていたデュポン社は

1908年に創業したゼネラルモーターズ(GM)に出資。

 

後にデュポン家のピエール・デュポンはゼネラルモーターズの社長に就任し、

ゼネラルモーターズを全米一の自動車会社へと成長させました。

 

1922年、このゼネラルモーターズでの自動車製造に使用するため、

デュポン社は揮発性溶媒(シンナーなど)で急激に揮発させて硬い塗膜をつくる

新しい塗料の開発に成功しました。

 

デュポンではデューコという商標をつけましたが、

仕上がりの質感が漆塗り(ラッカー)とよく似ていたため、

ラッカー塗料

と呼ばれるようになりました。

 

乾燥の早いラッカー塗料の登場で、顔料の色制限は無くなり、レジン塗料のような高温での乾燥も必要なくなりました。

 

f:id:kinda_ou:20170401130636j:plain

 

1920年代にはアメリカの自動車メーカーでは、

ほとんどがラッカー塗装を採用し始めます。


ヘンリー・フォードはゼネラルモーターズの出資元であるデュポン社の塗料を使うことに難色を示していましたが、

1928年、フォード全車にもラッカー塗装を採用されるに至りました。

 

しかし、ラッカー塗料は、溶剤が揮発した後、

若干ツヤが引く(ツヤ感がおちる)

という弱点を持っていました。

 

 

ツヤを補うのがワックス

そこで登場するのがカーワックスです。

ツヤがひけるのなら、上からワックスを塗ってツヤを補えば良いのです。

ワックスの主な原料は現代でも

「カルナバ」とう植物の油脂です。

 

カルナバは南アメリカに植生しているヤシ科の植物で、

熱い南国の気候で自らの水分が蒸発しすぎないように油脂を分泌します。

これが

「カルナバロウ」

と呼ばれるものです.

 

カルナバロウは天然植物由来のワックスなのでカーワックスだけではなく、フルーツの艶出しにも使われています。

 

しかし、カルナバロウは車のワックスとしては硬すぎて扱いにくく、持続性や生産性も補う必要があります。

溶剤を混ぜて合成する事で「カーワックス」になります。

 

なので、

カーワックスはフルーツに使っちゃダメですよw

 

カーワックスの場合、本来の目的はつや出しです。

結果的に表面に油脂を塗っているので水をはじき、

塗装の汚れや劣化を防ぐことになります。

 

但し、持続性がないですし、

窓ガラスに付着するとギラギラ乱反射して

運転中の視界が悪くなります。

 

 

ツヤは十分ある現代の塗装

1950年代になると、アクリル樹脂ベースのアクリルラッカーが登場します。

アクリル樹脂は透明度が高く、熱に強く、黄変(経時変化で黄色くなる)も少ないのが特徴です。


1970年代になると、2液を反応させることで固い塗膜を形成する、

ウレタン塗装

が使われ始めます。

 

ウレタン塗装は60~80℃という比較的低温で30分程度で硬化します。

現在でも、塗装屋さんではソリッドカラー(メタリックやパールを含まない色)の場合はこのウレタン塗装が使われることが多いようです。

 

1970年代以降の近年、主流になっている塗装は、

2コート塗装、多層コート塗装

と呼ばれるものです。

乾燥の速いカラーベース層の上にクリアーの層をコートして仕上げる方法です。

 

ウレタン塗料の場合メタリックやパールを塗装する時、

クリアー層を塗るとクリアー塗料中の溶剤がカラーベースを浸食して、

メタリックやパールのフレーク(キラキラの粉)がクリアー中に溶け出して『ムラ』が発生してしまう問題がありました。

 

これを防ぐ為に 2コート塗装では、

ベース層を水性塗料、

クリアー層の塗料をエポキシ架橋塗料、

と成分を変えて、浸食しにくくしているのです。

 

新車の製造ラインではこの2コート塗装の下に、

サビを防ぐための電着塗装、

塗装の密着を向上させるための中塗り、

という層を塗装しています。

 

こうした技術の進歩で、

もはやワックスによるつや出しは必要がなくなったと言えます。

 

 

コーティングはスマホの保護フィルム

様々な技術の進歩によって塗装にはツヤが出て、

ワックスをわざわざかける必要はありません。

 

f:id:kinda_ou:20170401125234j:plain

 

それでも

「もっとツヤを出したい」

という人は少なからずいます。

 

それを補うのが

ガラスコーティングです。

 

 

ガラスコーティングはクリアー層の塗装よりもきめ細かい層を重ねます。

ただ、施行や品質維持に問題があるので標準では施行されていません。

 

詳しいことは以前の記事に書いています。

 

みんな勘違い!?ガラスコーティングの裏話 - くるくる!クルマ業界裏話

 

素人なら『ポリマーコート』を選べ!ピカピカレインの裏話 - くるくる!クルマ業界裏話

 

そして、私が最もおススメしたいポリマーコート。

 

これはなんの為にするのかというと、

クリアー層の上に予備のクリアー層を重ねることです。

 

クリアー層の塗装技術が向上したとはいえ、少なからず劣化します。

酸性雨による浸食や砂ホコリによる傷によって汚れたりもします。

 

そのまま放っておけば、一番はじめにお見せしたような写真のようにクリアーの層がはがれてしまいます。

 

そこでクリアー層をはがして再度塗装するのは大変ですし、

大金が必要になりますよね。

 

そこで、あらかじめ予備の層を重ねておくわけです。

ポリマーコートならガラスコート程硬い層ではありませんから、研磨すれば比較的容易に除去できます。

 

つまり、ポリマーコートの層にスリ傷(目視できないような)や汚れが溜まってきたら、研磨して再度ポリマーコートをすれば比較的容易にツヤが復活できるのです。

 

身近な例で言うと、スマホの保護フィルムやカバーです。

保護フィルムやカバーが傷だらけになっても交換すれば、

また新品のようなキレイさが戻ってきますよね。

 

 

まとめ

ワックスはつや出しが目的なので、

初めからツヤのある現代の車には必要ありません。

それでもツヤがもっと欲しいと思う人は

ガラスコーティングを施行しましょう。

 

あなたの車がビンテージカーで当時の塗装のままなら、

おそらくワックスを使うのが良いでしょう。

ガラスコーティングは基本現代の塗装を主に考えられているものですから、化学変化によって何が起こるかわかったものではありませんからね。

 

ポリマーコートは『スマホの保護フィルム』『保護カバー』と考えましょう。

扱いやすくて、費用対効果も大きいです。

 

私がおススメしたいポリマーコーティングは下の2点です。

たくさん種類があって迷いますので参考にしてみてください。

 

メーカー直販サイト:ピカピカレイン

(ピカピカレインはポリマーコートです)

>ピカピカレイン2 3年間ノーワックス 新型 コーティング (超ハード)[TOP-PIKA2]

価格:7,980円
(2017/3/5 10:18時点)
感想(22件)

 

>CCウォーター200 スペシャルセット PRO STAFF プロスタッフ

価格:1,380円
(2017/3/5 09:55時点)
感想(10件)