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6年落ちのベンツSクラスは本当にお買い得なのか?

中古ベンツは6年で半額以下になるらしい

くるまるです。

先日、ちょっと気になる記事がありました。

これです ↓

usedcarsbuying.com

 

なるほど、と思わせる記事内容でした。

中古車店を経営している人やディーラーで働く営業マンでさえこの『減価償却』の仕組みを理解して商売している人は少ないと思います。

 

まぁ中古車ですから、新車よりも価格が下がるのは当たり前ですが、上記事の内容にもある通り、セダン車の価格下落は激しいです。

法人登録されたベンツやBMW、レクサスやクラウンが中古市場に出回り、価格がグ~ンと下がる瞬間というのもわかります。

 

ただ、国産のレクサスLSやGS、クラウンなどならまだしも、この記事のタイトルにある通り、話を鵜呑みにして格安ベンツSクラスを購入するとどうなるかを調べて見ました。

 

【目次】

ベンツSクラスを買うつもりで調べてみた

まず、思いつくのはgooやcarsensorのような中古車情報サイトでしょう。

早速調べてみます。

 

6年落ちという事は2011年式あたりということになりますが、

2017年になったばかりなので2009年~2010年式で絞り込んでみました。

Sクラス、コードネームでW221と呼ばれる型です。

 

すると、ちょうどこの時にマイナーチェンジがあったようで

前期型と後期型が出てきます。

 

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前期型なら100万円台からありますねw

 

たしかに安い。

 

AMGの高いヤツでも500万円台です。

半額どころか1/3ぐらいの値段です。

 

右ハンドル、ボディ色がブラックだと少し割高ですね。

 

AMG S63は排気量 6300cc

S500とS550は排気量 4700cc or 5500cc

S350とハイブリッドは排気量 3500cc

 

それぞれ2016年度の自動車税が

AMG S63 ¥111,000

S500とS550 ¥88,000

S350 ¥58,000

 

このクラスになると、燃費とか税金は気にしない人も多いのか、排気量差での値段差が大きくはないですね。

 

そして年式を広げて、よく見てみると

「後期仕様」とか「後期スタイル」、「後期ルック」

といった表記がしてある車があります。

 

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マイナーチェンジの際には外観が変更され、印象をがらりと変える車が多いです。

Sクラスの場合、大きく変更された外観としては

  • バンパーデザイン
  • グリル
  • ヘッドライト
  • テールランプ
  • ウィンカー内臓ミラー

 あと、内装でセンターコンソールの一部がウッドパネルに変更されています。

 

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「後期仕様」や「後期ルック」といったこれらの多くは見た目だけを純正部品やアフターパーツを使ってマイナーチェンジ前のSクラスをマイナーチェンジ後風に改造したものです。

 

これを後から部品を買って自分でやろうとすると、

ヘッドライト、テールランプ、ミラーだけで、社外品を使っても安くて30万円~50万円

バンパーを変えるとなるとグリルの形が合わなくなってきてグリルも交換、塗装も必要です。

そこに内装パーツも、となると100万円以上の出費になってきます。

後期型の見た目にこだわるのなら、後期型を選ぶか、すでに「後期仕様」に改造したものを選びましょう。

 

前期、後期どちらが良いのか?

前期、後期で大きく変わったのは外見とハイブリッドのグレードが加わった事です。

また、ハイブリッドにはロングの設定がされたため、3500ccと比較的維持しやすい排気量でロングボディが選択可能になったことでしょう。

 

ヤナセで働く友人にも確認しましたが、前期、後期で大幅に改善された欠点というのは無いようです。

 

但し!

 

エアサスとオートマは古くなれば必ず不調になり、修理が必要。

とのこと。

 

ということは新しい後期モデルの方を買っておけば安心なのでしょうか??

 

高級車だから部品が高い

いくら中古で200万円や300万円といっても元は1000万円の車です。

部品は1000万円車なりの価格です。

中でも壊れやすくて、修理費用の大きいのが私の友人も言っていた

エアサス(サスペンション)とオートマです。

 

エアサスの故障

エアサスというのはサスペンションにゴムのエアーバッグがついているものです。

Sクラスには標準装備され、電子制御がされています。

これは乗る人の人数や荷物の重さ、路面状況などによって制御されます。

 

エアサスでよくあるのは『パンク』です。

パンクと言ってもいきなり空気が漏れるのではなく、徐々に空気が漏れる事が多いです。

パッキンが劣化して、微量に空気が漏れるのです。

 

空気が漏れるとどうなるかというと、車高が下がります。

微量に空気が漏れている状態では、車を停めている間少しづつ車高が下がります。

ですが、エンジンを回すと、センサーが感知してコンプレッサー(空気入れ)を回して空気を補てんします。

なので、壊れる兆候としては

駐車している時に車高のバランスがおかしい。(右前だけ下がってるなど)

エンジンをかける前と後で車高の高さが違う

という症状です。

 

エンジンをかけたら普通に走れるからと言ってそのままにすると、空気の漏れる量が多くなり、コンプレッサーで追いつかなくなってきます。

しかもコンプレッサーが常時稼働するようになりますから、熱でコンプレッサー自体も故障します。

こうなってから修理をディーラーでお願いすると

サスペンション2本で40万円くらい

前後交換して、コンプレッサーも交換、さらに工賃で・・・

 

修理代100万円

 

というのもよくある話のようです。

 

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 オートマの故障

これもよくあるトラブルのようです。

最悪の場合P(パーキング)から他のギアに変速できなくなり、レッカーによる修理入庫となるようです。

 

ベンツのオートマはキチンとメンテナンスをしていればそうそう壊れるものではないんだそうですが、日本車の感覚で乗っている人はメンテナンスをしません。

 

日本車よりもATF(オートマオイル)の交換がこまめに必要な様です。

中古車の場合、前オーナーがメンテナンスをキチンとしていたかどうかはメンテナンスノートがキチンと記録されていればわかりますが、ない場合はわかりません。

 

壊れる兆候としては変速のショックが大きいと感じるようになります。

その状態でも手遅れの場合は

 

修理代70万~80万円

 

かかる場合もあるようです。

 

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あと、基本的にディーラーで中古部品やリビルド部品は使用できないみたいです。

電子制御でガチガチなので初期化などの手間が大きいようです。

 

認定中古車で買えば安心か?

ベンツやBMWといった高級車には認定中古車というものが存在します。

これはだいたい10年落ちぐらいまでの車をしっかり整備して、保証をつけたものです。

 

ただ、保証は一律ではなく

古い年式の車だと保証の短い場合が多いです。

どれだけしっかり整備をしていたとしても壊れる時は壊れます。

認定中古車だからと言っても保証期間が短い場合は安心とは言えません。

 

ノウハウを持った専門店を探そう

ベンツという車は電子制御の塊です。

それゆえに特殊な診断器や道具、整備士のノウハウが重要視されます。

 

ディーラー以外でも長年ベンツの修理を得意とする修理工場があります。

こういった工場はディーラーにも手に負えない修理依頼に持ち込んだりするぐらいです。

そして、ディーラーが持ち込むぐらいですから、修理費も安くつくことが多いです。

 

また、中古部品を利用した修理についてもノウハウを持っていることがあります。

 

ネットで調べてみても、いくつか出てきました。

 

関東

ベンツ修理【ベンツ修理相談室】どんなベンツ修理でもOK!ディーラー価格の最大50%

ベンツ修理・ベンツ整備・ベンツ車検・ベンツ板金・ベンツペイント・ベンツカスタム製作のネオシステムベンツ修理・整備工場(埼玉県熊谷市)

 

関西

大阪のベンツ修理工場 車検・点検・修理は共和自動車へ

三晃自動車株式会社,大阪,堺,輸入車,ベンツ,BMW,フォルクスワーゲン,アウディ,車検,点検,整備,診断 | -top-

 

こうしたお店から直接買うか、

 Sクラスを購入する前にベンツに詳しいお店や修理工場が近所にあるかどうかを確認し、他のお店で購入する場合にも修理依頼を受けてくれるかを確認しておきましょう。

 

まとめ

結局ベンツSクラスを格安で買ったとしても

最悪100万~200万円修理費用がかかってしまう覚悟をしておきましょう。

エアサスとオートマは時間がたてば必ず壊れるポイントのようなので

  • 年式が古くても交換履歴のある車
  • メンテナンスノートが記載され、しっかり整備されている車
  • 長期保証(内容確認は絶対必要)がつけられる車

こういったポイントを抑えて購入しましょう。

これはベンツだけではなく、BMWやアウディ、レクサスだって壊れる時は壊れます。

『元が高い車は修理費用も高くなる』ということ理解しておきましょう。

 

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