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車を手放すときには注意!自動車リサイクル料金の裏話

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2005年から施行が始まった自動車リサイクル法。

10年以上が経ちますが、ちゃんと理解している人は少ないのではないでしょうか?

いまだに中古車業者の中にはよくわかっていないユーザーから二重取りをしているような話もチラホラ聞きます。

特に自動車を買取に出したり、下取りに出すときには注意してください。仕組みをきちんと理解して、だまされないように注意しましょう。

【目次】

なぜリサイクル法ができたか?

まず、自動車リサイクル法がなぜ施行されたかについてです。

元々、自動車のリサイクルについては事故や故障によって車が動かなくなっても使える部品は多く、まず部品取り車として中古部品やリビルドパーツ(パッキンなどを補修して使う中古部品)が利用されます。次に鉄やアルミといった金属は分別して溶かせば再利用が効くのでこれらも有効活用されます。

そして、残るのがプラスチックや布、スポンジなどになってくるのですがこれらはシュレッダーダストと呼ばれています。燃やすとダイオキシンなどの汚染物質が発生しますし、分解、分別が難しく手間だったので、それまではまとめて埋め立てられていました。しかし、予想以上に廃棄されるゴミが多くなってしまい埋立地減少による処分料金の高騰が起き、不法投棄や不正処理(焼却処理など)による問題が発生しました。

次にエアコンに使われるフロンガスです。これは大気に放出してしまうとオゾン層を破壊してしまう汚染物質です。これをきちんと処理すれば地球の環境は守られますが、解体業者のお財布は守られません。大気に放出してしまえば無料です。なのでほとんどのフロンガスは大気に放出されていたので、処理問題が発生してしまいました。

それから、エアバッグです。これは処分の際、爆発を伴うので処分するには専門的な知識と処理設備が必要になります。その為、処分に費用がかかってしまいます。

これらを環境保護のため、きちんと処分できるように自動車メーカーと輸入業者に責任を持たせ、正しい処理がされるように義務付けたのが自動車リサイクル法です。

リサイクル処理にかかる費用はユーザー負担

リサイクルにかかる費用

  • シュレッダーダスト料金
  • フロン類料金
  • エアバッグ類料金

これらは今のところ、これらの処理料金を車の所有者が負担する事となっています。

料金は車ごとに違うのですが、各メーカーのホームページに記載されています。

例えば、2016年10月現在トヨタ アクアで

  • シュレッダーダスト料金:¥5,420
  • フロン類料金:¥1,650
  • エアバッグ類料金:¥1,930

支払われたリサイクル料金は公益財団法人『自動車リサイクル促進センター』というところに預けられ(預託)、もう誰も乗らないという最終処分時(廃車時)に引き出され、処分業者に支払われます。

その為、預託金を管理する

  • 情報管理料金:¥130(新車購入時、それまで未払いだった場合のみ)
  • 資金管理料金:¥380新車購入時、それまで未払いだった場合のみ)

が必要になります。

なので、アクアを新車で買うと、合計で¥9,510のリサイクル料金が必要になります。

 車を手放す時、特に注意が必要

リサイクル料金を支払うと、『リサイクル券』というものが発行されます。

※下写真はトヨタ ヴィッツの物
 情報管理料が2012年4月1日改定前の¥230です

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中古車売却時にはリサイクル券を買い手(買い取り業者、個人どちらでも)に渡し、リサイクル券に記載されたシュレッダーダスト料金、フロン類料金、エアバッグ類料金を受け取ります。

情報管理料金、資金管理料金は一番初めにお金を支払った時から管理が開始されますので一番初めに所有した負担になり、戻ってきません。

なので、アクアを中古車として誰かに売ると差し引き¥9,000リサイクル料が戻ってきます。

これが基本のやり取りです

 

ここで、買取伝票には明記しないで

「リサイクル料金は買い取り金額の中に含まれています。」とか

「下取りにする場合は戻ってこないんですよ。」

なんて伝票を訂正しないでごまかすような業者はアヤシイです。

あなたにリサイクル料金を戻さずに、新たなユーザーからも更にリサイクル料金を取って、リサイクル料を二重取りをしている可能性があります。

税金対策なのか、小銭を稼ごうとしているのかはわかりませんが、そんな姑息な手段でユーザーをだますような業者は信用できないでしょう。

アレ?っとおもったらとにかく確認しましょう。

 

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明細の省略表記について

車を購入する際には見積もりにリサイクル料金は明記されています。でも、省略されていることが多いのでここで意味を理解しておきましょう。

  • リ済別:車両本体価格とは別にリサイクル料金が必要です。
  • リ済込:車両本体価格にリサイクル料金が含まれています。
  • リ未:リサイクル料金が未預託なので廃車する時に支払う必要がある。
  • リ対象外:一部の特殊車両など、リサイクル料金が発生しない場合。

消費税は非課税

リサイクル料金は全て消費税非課税です。この点についても注意しましょう。

 参考ホームページ

www.jarc.or.jp

 

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