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誰ためのもの? カー・オブ・ザ・イヤーの裏話

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皆さんは車を買うときに『カー・オブ・ザ・イヤー』受賞車を意識して買ったことはあるでしょうか?

私はないです。

しかしながら自動車メーカーはこれ見よがしに『カー・オブ・ザ・イヤー』受賞!とTVCMや雑誌、WEB広告で宣伝しまくります。

このユーザーとメーカーの温度差はなんなのでしょうか・・・?

今回はそんな『カー・オブ・ザ・イヤー』の裏話をしようと思います。

【目次】

カー・オブ・ザ・イヤーの種類

まず、カー・オブ・ザ・イヤーと言っても種類があります。

私も広告を見ていて

「あれ?今年のカー・オブ・ザ・イヤーってこの車だったっけ?」

と思うことが多々あります。

なぜそんな事になるのかというと、まずたくさん種類があるからです。

  • 日本カー・オブ・ザ・イヤー
  • RJCカー・オブ・ザ・イヤー
  • 日本自動車殿堂カーオブザイヤー

などなど、他にもありますが、日本の有名どころは上記のとおりです。

国や地方自治体が開催しているわけではなく、自動車評論家や雑誌記者、自動車技術者などが中心となって行っているコンテストです。

そんな中でも日本カー・オブ・ザ・イヤーにはさらに

  • カー・オブ・ザ・イヤー
  • インポート・カー・オブ・ザ・イヤー
  • イノベーション部門賞
  • スモールモビリティ部門賞
  • 実行委員会特別賞

と、2015年には5つも賞がありました。

今のところどれが一番良いとか、権威があるとかはないので

 

消費者は混乱するだけ

 

ですね。

 

イメージが悪い日本カー・オブ・ザ・イヤー

日本カー・オブ・ザ・イヤーがあまり信用されず、参考にされていない理由の一つに1989-1990選考時に行われ、のちに審査員が暴露したバブル景気らしいエピソードがあります。

1989年の夏にトヨタは日本の

 

自動車評論家、雑誌記者120人を試乗会と称してドイツ旅行に招待

 

これに気を良くして満点をつけた記者も多かったのか(?)1

989-1990年はトヨタ セルシオがカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。

同じ年、マツダはユーノス・ロードスターを選考委員の自動車評論家に

 

1年間無料で貸し出し

 

購入希望者にはそのまま中古車として格安販売したそうです。

といった審査員に対するあからさまな賄賂が表面化したり、

2008年に選ばれたトヨタ iQは

 

発売前の試作車両で評価、試乗でカー・オブ・ザ・イヤー

 

に選ばれるという、どう考えても怪しい年もありました。

 

アンチ日本カー・オブ・ザ・イヤーのためカー・オブ・ザ・イヤー??

そんな黒い噂が絶えない日カー・オブ・ザ・イヤーに批判が集まるのは当然です。

そうして日本カー・オブ・ザ・イヤー批判者によって作られたのが

『RJCカー・オブ・ザ・イヤー』です。

そして特定非営利活動法人 日本自動車殿堂が選定するのが

『日本自動車殿堂カーオブザイヤー』です。

しかし、どちらにしても私たちの自動車購入について影響を与えるような評価をしているようには思えません。

何のためのカー・オブ・ザ・イヤーなのか

各カー・オブ・ザ・イヤーの目的を調べてみると、

 

●日本カー・オブ・ザ・イヤー

市販を前提として日本国内で発表される乗用車の中から、年間を通じて最も優秀なクルマを選定し、そのクルマに日本カー・オブ・ザ・イヤーのタイトルを与え、その開発・製造事業者を称えることにより、一層の性能・品質・安全の向上を促すと共に業界発展と地球環境保護、交通安全に寄与する。

日本カー・オブ・ザ・イヤーとは | 日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイト

 

●RJCカー・オブ・ザ・イヤー

自動車の性能や利便性などの評価を行ない、その年度における優秀な自動車とその技術を顕彰します。また、自動車の社会性、交通、安全、環境などを研究し、提言を行ないます。

RJCとは?|RJC 日本自動車研究者 ジャーナリスト会議

 

 ●日本自動車殿堂カーオブザイヤー

目的は明記されていないw

日本自動車殿堂カーオブザイヤー

 

こうやって目的や評価基準を改めて見てみると、私たち消費者のためになるコンテストではなく

 

自動車メーカーの技術力や発想力を評価するもの

 

のようです。

 

そう考えると、購入意欲とは直結しないのもわかるような気がします。

エモい水陸両用車とかを市販化すればカー・オブ・ザ・イヤー総なめ間違いなしですw

 

カー・オブ・ザ・イヤー役立たせるためには

私が考えるに、カー・オブ・ザ・イヤーをせっかくやるのなら購入判断に使えるようなものであればもっと注目もされるし、自動車業界的にも盛り上がると思うんです。

じゃあ、具体的にどんなものが良さそうかと考えると、やはり、カテゴリーを分けるべきでしょう。例えば、ミニバンに求められる技術とスポーツカーに求められる技術は全く違いますよね?

歴代受賞車を見てみるとミニバンがほぼありません。(日本カー・オブ・ザ・イヤー 2008年Most Fun賞 スバル エクシーガと日本自動車殿堂カーオブザイヤー 2002年 トヨタ エスティマハイブリッドのみ)

 

スポーツカーや高級車と比べて運動性能や楽しさは劣る。

それはわかっている。

わかっているから専門家の評価を参考にしたい訳です。

今後、消費者にとって価値あるコンテスト開催をお願いしたいところです。

まぁ、そうなるとまた

 

賄賂の問題

 

が出てくるのでしょうけどねw

 

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